2009/02/24

第2条 神について

12箇条の信仰告白について・・・第2条 神について
私たちは、自分の信仰がどのような信仰なのかについて、大まかなアウトラインを描いている必要があります。それが福音自由教会の12箇条信仰告白です。第2条は、神についてです。
「万物の創造主であり、無限に完全であり、父、子、聖霊の三人格において永遠に存在される唯一の神を信じる。」
私たちの神が「天と地の創造主」ということは、聖書の冒頭の言葉であり、世々の信仰者たちが、異教徒に対して告白していたことです。私たちもまた、この時代、この社会で、同じように告白しましょう。この時代は、人間中心の時代で、人間の理性と努力で平和を作ることができるという思想が主流を占めます。ところが、現実は、人間の罪から、多くの危機が起こっています。また私たちの日本の社会は、八百万の神々を崇拝する社会です。あらゆるものが神となり仏となり、多くの迷信とタブー、それに伴う祭りと慣習が存在します。しかし、そこでの価値観は相矛盾しており、このグローバルな時代、宇宙の時代においては、いささか矛盾が多すぎます。また、いいかげんな信仰心は、いいかげんな道徳観となり、道徳の退廃を生んでいます。このような時代において、私たちは天地の創造者として、私たちの神を告白することは大切なことです。
「父、子、聖霊の三人格において永遠に存在される唯一の神」とは、いわゆる「三位一体の神」と言うことです。これは理屈云々よりも、聖書がそのように示している事柄です。また、そのような神の存在のあり方から、「神は愛です」という信仰を深めることができます。ただ一人だけの神に愛があるはずがなく、複数のバラバラの神なら対立が生じます。しかし、三位一体において存在する人(神)格を持つ方であるから、神の内に限りない愛が宿るのです。その愛によって、世界と人間が創造されたのです。